人のふり見て気付きを得る

東京の街-1 日記

こんにちは。「人のふり見て我がふり直せ」という言葉があります。他人の振る舞いを見て感じることがあれば、我が身を振り返り改めようという意味ですね。

誰かの失敗を見たら、自分はどうかなと、振り返ってみましょう。

ずっと前の話ですが、相手の振る舞いに腹を立て、指摘し続けていたことがあります。今思えば、愚かなことをしていたな、と反省しているのですが、指摘したからと言って、その人が行動を改めることは、ほぼありませんでした。

「こうすれば上手くいくのに」と、アドバイスをしたところで、相手の耳には届かないのです。なぜならそれは「余計なお世話」だからです。わたしの見る未来予想と、相手の見る未来予想は、全く違っていることが多いです。もしも、わたしと同じ未来予想をしていたとしても、行動をするかしないかを決めるのは本人です。わたしはAという行動をするけれど、相手はBという行動をします。わたしから見てBと言う行動は遠回りに思えたとしても、そこは相手の判断に任せるしかありません。命にかかわることならともかく、そうではないのなら、相手を尊重することは大切です。

鏡の法則」と言うものがあります。

よくある出来事としては、狭い廊下をすれ違う際に、自分が少し体を斜めにすると、相手も少し斜めにしてくれて、お互いにぶつからずにすれ違うことが出来ます。相手の行動を見て、自分もぶつからないように、無意識に行動を起こすのですね。

これと同じように、自分が良いと思う行動を起こすことで、周りにも何らかの影響を与えることになります。すぐに目には見えなくても、少しずつ環境が変わっていくものです。

「いやいや、相手のことを思って指摘しているのだよ」と、思っていらっしゃるかもしれませんが、その時の自分の感情はどうでしょうか。きっとイライラしていますよね。鏡の法則ですから、相手もイライラを返してきます。誰かのためって本当に誰かのため?にも書きましたが、それは決して誰かの為ではないのです。

相手の行動を指摘し続けることは、お互いに反発しか生み出せませんが、相手は相手、自分は自分と割り切ることで、意外とスムーズに運ぶこともあります。

自分が気持ちよく行動したときは、気持ちの良い何かが返ってきます。気分を害する何かが起きたときは、一度自分の行動を振り返ってみてはいかがでしょうか。新たな気付きが、自分を成長させてくれますよ。

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