こんにちは。感情には段階があると知っていますか。
ネガティブな気持ちから、ポジティブな気持ちへと変化するには、いくつかの段階があるそうです。
例えば何かに挑戦するとき、「怖い」と思いますよね。この怖いという感情は、どちらかというとネガティブな部類に入りますよね。この「怖い」という気持ちで挑んでいく内に、本当にこのまま進んでいいのだろうか、という「不安」に変化したり、「心配」に変化したりします。その内に、なぜあの人はあんなに簡単にできるのに、自分には難しいのか、といった「嫉妬」になったり「怒り」になったりしていきます。
そうこうする内に、段々と状況に馴染んできて、特に「何も思わない」状態になって、何だったら、「楽しい」と思っている自分に気付くようになります。
「恐れ」や「不安」や「怒り」など、一見同じような感情だと思ってしまいがちですが、一つ一つ見ていくと、同じネガティブな部類でも、違った感情であることに気が付きます。
自分では中々気付きにくいものですが、このように感情は変化しているものなのです。そして、最終的に「喜び」にたどり着いたとき、実は気持ちが少しずつ上昇していたのだと、ようやく理解できるものです。
現時点で、気持ちがネガティブな側にあるとしても、一段ずつ気持ちの階段があって、知らない内に上ったり下りたりしているのです。
これらの感情に一つ一つ気付くことで、自分の感情は、自力でポジティブになろうとしているのだということが分かります。もしかすると、わたし達の心には、ポジティブでもネガティブでもないフラットな感情を維持しようとする機能があるのかもしれません。
ですから、感情に流されず、ありのままを受け入れれば、感情の階段をスムーズに上り下りできるのではないでしょうか。