こんにちは。「問題の陰に才能あり」という言葉が、心理学の世界にはあるそうです。
わたし達が抱える問題や悩みが、実はわたし達の内に秘めた才能を、表している可能性があるというのです。
どういうことかと言いますと、自分でマイナスに思っている状況でも、視点を変えると「それって才能だよ」と、なるのです。目からうろこですよね。
「才能」とは、生まれ持っている特別な資質、または習得した能力と言っていいでしょう。
例えば、平和をもたらす才能を持つ人が、ギスギスした家庭で生まれ育った場合、その才能は中々発揮されませんよね。その人が、他の場所へ平和を求めて移動したとしても、なぜかトラブルの多い状況に巻き込まれることがあります。もちろん、ちゃんと平和を手に入れることも出来ますよ。
わたし達に起こる問題や悩みは、「すごく大切なこと」に関するものです。
長く悩み続けるということは、そのテーマに対する価値を示していると言えます。つまり、中々発揮されない自分の才能です。
調和に長けた才能を持って生まれてきた人が、その才能を発揮できなかった場合、罪悪感を持つことがあります。それが「自分はダメだ」と、否定につながってしまうのです。
使いたい才能にそぐわない場所で、その才能を活かすとなると、問題を抱えることになります。
わたしも振り返ってみると、そういう場所で、一生懸命声を張り上げていたことがあります。もちろん、誰の心にも響いていないようでした。どうにかして分かってもらいたいと奮闘したのですが、全く上手くいきませんでした。当時はとても悲しかったです。自分は間違っているのかと、とても悩みました。
自分が苦手と感じていることや、問題と感じていることが、実は隠れた才能である可能性があります。自分が思っていることの反対側から見てみると、考え方もガラッと変わってしまい、短所が長所に変わることもあります。
新しい視点からの経験の積み重ねや、短所を長所に変える視点への切り替えなどを通して、自分の才能に気づくことができそうです。
誰もが、素晴らしい才能を持っています。わたし自身にも、きっと何かしらの才能があると信じています。
自分の可能性を信じることで、その可能性はさらに広がります。わたし達は、ただ存在しているだけで、価値があるのですからね。自信を持って生きましょう。