こんにちは。
「回復」という言葉には、悪い状態になったものが、元の状態に戻ることや、一度失ったものを取り戻すこと、という意味があります。
でも、わたしは元に戻る以上のことなのではないかと思います。
どういうことかといいますと、例えば発注ミスをしたとします。ここでの対応としては、
・取り替えてもらえるものなのか確認
・取り替えてもらえるのならば、納期に間に合わせてもらえるのか確認
・取り替えが出来ないのなら、新たに注文をして納期に間に合うのか確認
・ミスをして届いてしまったものを、どうしたら良いのかを相談
こんな感じでしょうか。ミスをしなければ、やらなくて良かった作業が増えますよね。
「周りに迷惑をかけてしまった」と、反省をしたならば、次からは発注前に確認をする手間を挟むとか、落ち着いて作業をするとか、ミスが無いようにします。ちょっとした手間を惜しんで、上記のような作業を増やすよりも、良い考えだと思います。
「ミスをした」、「迷惑をかけた」と、いつまでも落ち込んでいないで、心を切り替えて、どうしたら現状を回復できるのかを考える力は重要です。
最初の方で、わたしは現状を回復させることとは言っても、「元に戻る以上のこと」なのではないかと書きましたが、ミスで終わらせるのか回復させるのかで、その後の経験値が変わってくると思います。
上記のような確認作業を経て、事なきを得たにしても、お客さんに迷惑をかけてしまったにしても、ミスを回復させようと奔走した経験は、自分の財産になります。
その経験を教訓として繋げることが出来たなら、日ごろの業務をより良くするための、改善のきっかけになるかも知れません。
つまり、元に戻る以上のものが手に入るというわけです。
一刻も早い心の切り替えによって、物事は良くも悪くも転がっていくものですよね。