断捨離の効果-風水の視点から-1

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今回は、断捨離についてのお話です。

「断捨離」という言葉は、日本で作られた言葉だそうです。元となったのは、ヨガの世界に「断行」「捨行」「離行」というものがあるそうで、ここから作られた言葉のようです。

この断捨離について、風水の視点から書いていこうと思います。

みなさんもご存知のように、風水というのは、気の流れをとても大切にしています。物を溜め込むことで、気が滞ってしまいます。滞った気は、やがて邪気となり、良くない運気を引き寄せていくことになります。なので、家の中でも最も長く居る場所は、特に気の流れを良くしておくことをお勧めします。

ところで、この「気」には種類があります。旺気、衰気、殺気。順に説明しますね。

まずは旺気。これは運を高める気です。財や幸福を呼び込む気運で、玄関がその入り口となるそうです。そういえば、玄関に盛り塩をしている方もいらっしゃいますね。これは悪い気が入ってこないように、清めているのですね。

旺気は、きれいな場所、生き生きしている場所、明るい場所に集まるそうです。

次は衰気ですが、これは運を衰退させてしまいます。邪気が立ち上ってくる段階でしょうかね。殺気は、運を無くして問題を引き寄せるそうです。この言葉自体でも嫌な気分になりますね。

物で例えていくと、新しく買ったばかりの物は旺気に満ち溢れています。でも、それを使わずに放置している内に、ホコリまみれになって邪気を帯びてきます。更に邪気を溜め込み続けると、運気が落ちて色々な問題を引き寄せてしまうのです。

これを物の気持ちになって考えてみましょう。以下、しばらく物語ります(笑)

新しく買ってもらった物は、お店の棚から誰かの家にやって来て「さあ、これから役に立つぞ!」と喜んでいます。最初は使ってもらえて生き生きしていたのに、持ち主が飽きてしまったのか、次第に使ってもらえなくなりました。いつも決まった場所に放置され続け、自分の価値を見出せなくなっていきます。「自分はもう不要なの?」と悲しくなってきます。この頃から邪気が立ち上り始め、ホコリと邪気まみれになった頃に、「なんでこんな目に合わなくちゃいけないんだ!」と、今度は怒りが沸き上がってきました。この邪気を持った怒りは、次々と悪いことを引き寄せ始めます。無駄遣いをするようになって、不要なものを溜め込んで、部屋中がもので溢れて、足の踏み場もなくなっていきます。散財だけでなく、人間関係も陰気なものになっていきます。悪口を言ったり言われたり、不必要に食べ過ぎてしまったり、日々の出来事が何でも悪いように見えてきたり。たくさんの使わないものや、陰気な人間関係に囲まれるようになっていきます。

以上、物語りました(笑)

いかがでしょうか。こんな生活は素敵でしょうか。わたしは嫌です。

とはいっても、幼いころから囚われている基準や、固定観念みたいなもので、物を捨てるということが中々出来ないことも事実です。

断捨離が流行って、ごみが増えているという話を聞くと、「捨てるなんてもったいない」と思ってしまいます。

「物の扱いが人生の扱い」と言われます。わたしは「物を大切にできない人は、自分も他人も大切にできない」と思っています。だからと言って、物を捨てずに大事に取っておいて、使わないということではありません。物は使ってこその価値がありますからね。

先ほどの、わたしの創作物語のように、使わないものが溢れてしまわないように、まずは物を増やさないことから始めるのが良いかと思います。物を大事に使い、壊れてしまったら直して、直せないなら買い換えていきます。買い換えたときも、これまでの仕事ぶりに感謝して古いものを捨てるのは、「有り」だと思います。

次回は断捨離するポイント、みたいなことについて書いてみようと思います。

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