心の中の水

空と海-2 日記

こんにちは。「心の中の水の量を増やす」という話を、ローランドさんがしていて、なるほどと思ったので紹介しますね。

例えばグラス。お酒を飲んだりジュースを飲んだりするグラスです。これに水を注いで、赤いインクを何滴か垂らしたら、瞬く間に赤く染まりますよね。でもこれが浴槽だったら。もしくはプールだったら、数滴の赤いインクは、どこかへ溶けて消えてしまったように見えます。

さて、この赤いインクが「怒り」だとしましょう。心の中の水が、グラスの水の量だとすれば、すぐに真っ赤になって、怒り出してしまいます。反対に、浴槽やプールの水の量だったなら、怒るほどのことでもない状態になります。風が吹いたかしら、くらいのことかも知れません。

どういう例えかと言いますと、心に余裕を持つことが出来る人は、ちょっとしたことに一喜一憂しないという事です。

心に余裕を持つというのは、例えば誰かとの待ち合わせの時。15分早く家を出て、ゆったりとした気分で待ち合わせ場所に向かえば、途中の景色を楽しんだり、知り合いに出会えば挨拶も出来ます。

でもこれが、時間ギリギリに家を出てしまうと、電車やバスを一本逃しただけでも遅刻です。景色を見る余裕もなく、知り合いに声をかけられても「急いでいるから、また今度ね」と言って、通り過ぎてしまいます。そして、起きる出来事全てに、イライラすることになりかねません。信号で止まるたびに「どうして赤ばっかりなんだ」とか、前を歩く人に「速く進んでよ」とか思ってしまいます。

心に余裕が無いと、周りが見えず、視野も狭くなりがちです。

わたしも振り返ってみると、いつも何かに苛立っていたなあ、と思います。「こうしなければならない」とか、「こうあらねばならない」といった思考で、自分を縛り付けていて、全く心に余裕が無くて、視野も狭かったな、と思います。

心に余裕が無くて視野も狭くなると、当然のように周りへの配慮もかけてしまいますので、一度立ち止まって、振り返ってみることをお勧めします。

心に余裕が無いと思ったら、とりあえず、まずは深呼吸です。何回か繰り返すと、心と思考が落ち着いてきますので、わたしは「大丈夫」とか「落ち着いて」と、呟いています。深呼吸だけでも良いとは思いますので、試してみてくださいね。

自分を律することについて

悩んだ時は

器が広がるとき

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