こんにちは。今日は自分の心の声の聴き方について書いてみたいと思います。
心の声を聴くことの反対の行動は、何だと思いますか。
そう、頭で考えることです。物事に配慮するとか、気を遣う、といったことですね。
わたし達は、頭で考えたことを優先しがちです。「ああした方が良い」とか「こうしないといけない」とか「あれはしてはいけない」とかいった考えです。倫理的、法律的にやってはいけないことは、勿論やらない方がいいと思いますが、そうではない場合にも、頭で考えた行動をしています。頭で考える行動が悪いわけではないですよ。そうした方が良い場合もありますから。
ただ、自分の心の赴くままに行動してもいい時にも、わたし達は頭で考えた行動をしていることが多いのです。困ったことに、頭で考えた行動をしているのに、心の声だと信じていることもあります。わたし達の自我は、そういった錯覚をさせることに、非常に長けているのです。そんな状況もあって、自分でも気付かない内に、心を置き去りにしてしまっています。
だから、何をやっても楽しくないとか、面白くないとかストレスが溜まっていたり、後悔が出てきてしまったりします。これは「心に負担をかけている」状態なのです。
反対に心で思うこと、例えば「海外へ行きたい」とか「誰かのライブに行きたい」とか、心がワクワクすることを考えているときに、思考が邪魔をすることがあります。「家族と一緒に行くの?」とか「お金はどうする?」とか言ったように、自分の思考がドリームキラーになってしまうのです。
こういった時の対策としては、頭で思うことと、心で思うことの二人を対話させてみます。
自分の思考の気持ちと心の気持ち。どちらの言い分も分かった上で、自分は一体どうしたらいいのかを、自分同士で議論するのです。もしも、頭の中がごちゃごちゃになってしまいそうなときは、紙に書き出すと良いですよ。
そうして結論すると、思考と心のどちらのストレスも緩和されます。
なぜなら、思考と心のどちらの意見も聞いた上での結論になるからです。
例えば、会社での食事会があるとします。思考と心で対話をして、「行く」と決めました。そして当日、その食事会が楽しくなかったとしても、思考と心が納得して出した結論での結果なので、ストレスは多くならないのです。
思考と心の区別が曖昧だったとしても、日々、自分はどうしたいのかを対話することで、段々と分かるようになっていきますよ。わたしも今、区別がつくように対話を始めています。