許可取りの話

花と本 その他

こんにちは。今日は、わたしが思ったことを書いてみようと思います。

これまで色々なことを見聞きして、「そうなのか」と思ったことを書いてきましたが、今回はふと「何にでも許可取りする人っているよね」と思ったので、深掘りしてみます。

許可取りといっても「ここで撮影してもいいですか」とか「ここで食事してもいいですか」といったものとは、ちょっと違います。

自分で考えて行動していいのに、「こうしていいですか」と、他人にいつも聞いてしまったり、自分の意見を言わずに「どうしたらいいと思いますか」と尋ねておいて、その人の意見と自分の意見が違うから、納得できないという人もいます。

こういった人を見ていて、何がしたいのかと思っていたのですが、もしかしてと、わたしがたどり着いた答えが「自分は悪くない」と、言いたいのかなというものです。

A:「こうしたいけど、やっても良いかな」

B:「いいよ」

Aさんがやってみて上手くいかなかった時に「Bさんが、いいよって言ったから」と言って逃げることが出来ます。

A:「これはどうしたらいいでしょうか」

C:「うーん、私も経験ないけど、○○してみたらどうかな」

Aさんは、実は自分の意見があるのですが、それを言わずに、Cさんの意見を聞いて行動して、上手くいかなかった時に「本当は、自分はそうは思っていなかったのだけど、Cさんが言ったから」と、責任転嫁することが出来ます。

どちらも無責任な話ですが、Aさんにしてみると、そうではないのです。責任は相手にあると主張するのです。これは典型的な他人軸です。(三次元から離れた意識を持つということでも少し触れています)

以前どこかで書いたのですが、このAさんの行動も、実はAさん自身が決めていることです。「Bさんの意見に従おう」「Cさんの意見を取り入れよう」という事で、自ら行動しているのですから。

少し長くなりますが、わたしの経験を書きます。

過去のわたしも、Aさんみたいなことをしていました。誰かに「いいよ」と言ってもらわないと、自分の考えに自信が持てなかったのです。

社会人になって、ある時やりたいことが見つかりました。でもこれを親に相談すると、きっと「危ない」とか「心配」とか言われて、出来なくなるだろうな、と思いました。

そこで「2カ月だけ留学してくる!」と、決定事項を報告したのです。

案の定「危ない」とか「心配」とか言われましたが、わたしは代理店の方と話をして、留学先とステイ先も決めていて、後は出発日を待つばかりとなっていたので、もう止めようがありません。親もしぶしぶながらも、わたしの意見を尊重して見送ってくれました。

そうやって自分で決めて行動した結果、すっごーーく楽しい留学生活を送ることが出来たのです。楽しいばかりでなく、ホームメイトと喧嘩をしたり、もめたりといったこともありましたが、総じて良い経験が出来ました。

帰国前には涙が出るほどで、「帰りたくない」と言ったくらいです。卒業式でさえ涙が出たことが無かったのですが、この時は身をもって、卒業式で泣く人の気持ちがわかりました。

自分で考えて行動してみて、本当に良かったと思います

取らなくてはいけない許可取りは必要ですが、そうではないことなら、自分が思ったように行動してみると、想定外の面白い体験が出来るのではないかと思います。

三次元から離れた意識を持つということ

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