太陽の話-2

太陽-1 日記

太陽へとダイブしたらどうなるのか?という動画を見つけましたので、今回はそれで得た知識と、自分で調べた知識を披露したいと思います。

まず太陽がどのくらい大きいのか、ということですが、直径約140万kmです。これに比べて、地球の大きさは直径1万2742km。太陽の直径は、地球の約109倍ということになります。

そんな太陽からの距離、1000万kmでの太陽の放射線は、地球で受ける放射線の200倍以上あるそうです。太陽からの距離700万km~1000万kmの辺りから、太陽のコロナに突入します。

彩層とは、光球とコロナにはさまれた厚さ約1000~1万kmの部分で、皆既日食のとき、光球の部分が月におおわれると、赤色に輝いて見えます。この赤色は水素の出すもので、光球より温度が高く、その上部ではおよそ1万度と推定されています。

太陽表面の彩層で発生する大爆発をフレアといい、これは太陽系で最大の爆発現象です。小規模のものは一日3回ほど起きていると言われています。

黒点というのは、太陽表面において磁力線が集まり、内部からの対流が止まるため、周りより温度が低くなっている部分のことです。

フレアや黒点は、「学校で習ったなあ」と、思い出しますね。わたしは結構好きなジャンルですので、テストの点数も良かった記憶があります。

さて、コロナ部分は200万度もあるのに、その内側にある光球は約5500度と、なぜか温度が低くなっています。この温度の違いの不思議は、物理学の未解決問題となっているそうです。有力説には、太陽の磁力と関係があるのかも知れないとのことですが、詳しくは分かっていません。でも5500度というと、わたしたちからすれば、とんでもない高温で、一瞬で蒸発してしまいそうですよね。

ところで、太陽の重力は地球の約28倍。太陽の構成成分である水素とヘリウムは、その重力の影響でプラズマ化していて、太陽表面での密度は、地球大気の1000分の1以下となっています。太陽は地面と呼べるものが無いので、光球にたどり着いても、そのまま素通りしていくことになります。

太陽断面図

この絵は、わたしが描きました。分かりやすいと思うのですが、どうでしょうか。

光球は300km~500kmあり、その内側に対流層と呼ばれる部分があります。ここでは高温のものは上昇し、低温のものは下降しています。内部からの熱が、絶えず上部に移動しているという層です。この最下層では200万度に達する高温です。そして次にあるのは放射層。温度は200万度を超えます。気圧は一億気圧になるとされています。

そしてようやく太陽の中心核です。核融合により水素がヘリウムに変わり、光を放つ太陽の「炉」ともいうべき場所です。ここでの温度は1500万度で、2000億気圧を超えるそうです。この気圧で密度は凝縮されて、中心部の密度は約15万kg/m 3に達するということです。

よく分からなくなってきましたよね。

この「炉」で、太陽は毎秒(秒ですよ)およそ6億トンの水素を消費します。これは地球の全人類が使用するエネルギーの、およそ100万年分のエネルギーが、「光」という形で放出されているのです。ただ、この光は凝縮された密度の中を通るので、太陽の構成成分の原子にぶつかりながら散乱して進みます。なので、太陽の表層にたどり着くまでに、一説では17万年かかるとされています。太陽の大きさだけで見ると、本来なら2秒で到達するはずなのにです。

この説を元にすると、今わたしたちが浴びている太陽の「光」は、17万年前のものということになりますね。 毎日大量の水素がヘリウムに変わっても、あと50億年以上は現在のまま輝き続けるようです。約46億年前に誕生した太陽は、今、壮年期を迎えていると言えそうです。

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