人とのつながり

東京の街-1 その他

新しい人間関係を築きたいと思うとき、みなさんは、どんな人とつながりたいと考えますか?自分に利益を与えてくれそうな人でしょうか。それとも、ただ一緒に居て楽しいと思える人でしょうか。

今回は人間関係、特に「人とのつながり方」について考えてみたいと思います。

人間関係をつなぐときに、損得勘定で考える場合は、あまり長く続かないと思った方がいいでしょう。この人とつながっていると、何かを利用できるとか、得することがあると考えている場合、相手の人も同じようなことを考えていることが多いです。お互いに利用しあうような関係、もしくは、どちらかが利用され続ける関係になってしまうでしょう。双方共に「それでもいいよ」というのであれば、問題はありません。

けれども多くの場合、利用しあう関係は疲れてしまいます。あの人と会うと疲れるなあ、というときは、何かしら相手の方へ差し出しているものが、あるのかもしれません

人とのつながりで、何か思惑があるような、頭で考える理由で付き合いをすると、長く続かないうえに、精神がすり減ります。それはやはり、心のどこかで「この関係は違う」と思っているからかもしれませんね。

反対に心で感じる理由の場合は、長く付き合うことが出来るでしょう。

心で感じるというのは、この人のこういうところが好きだなあ、とか一緒にいると楽しいなあ、とか感じることです。相手の肩書ではなく、その人自身を好きかどうかで判断する場合ですね。

もしも肩書でつながってしまうと、それに圧倒されてしまって、自分が委縮してしまい、自分らしさが出せなくなってしまいます。そうすると、相手にも自分の良いところが伝わらず、「ただ肩書を見て付き合っているのだな」と思われてしまいます。せっかく素敵な人に出会ったのに、もったいないですよね。これは恋愛でも同じことが言えそうです。

肩書などの、頭で考えるつながり方をしない人は、その人に大きな肩書があっても無くても、本人の言葉や行動に目や耳が行くので、多くのことを学ぶことが出来ます。(以前書いた、見える人、聴こえる人、この人は霊能者なの??でちょっと似た話をしています)

人とのつながり方で、よく考えがちなのは、多くの人と出会うことですが、それよりも少ない人数の人と、深くかかわることが大切だと思います。

例えばパーティで100人の人と2分話すのと、10人の人と20分話すのでは、10人の人と20分話した場合の方が、後に連絡をしたとき、覚えていてくれていることが多いでしょう。しかも100人の人と2分しか話さなかった場合は、相手もですが自分も、それぞれを覚えてはいないと思います。覚えていない人とはつながれませんよね。なので、お勧めは量より質です。ただし、20分も話さないうちに、「この人とは合わないな」と思ったら、切り上げても良いですからね。無理して話すということは、頭で考えた付き合いになります。

同じような日々を過ごしていたとしても、人はその経験を通して、日々更新されています。昨日の自分と今日の自分は、少し違いますよね。新しい出会いも良いですが、いつも会う人に会うときも、初めて会った気持ちで会うと、新しい何かを見つけることが出来るかも知れませんよ。

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