前回の続きです。
18世紀~19世紀頃にようやく地動説が認められるようになった後、20世紀からは「宇宙はどうやって出来たのか?」というミッションに、アインシュタインさんが挑みます。
アインシュタインさんは、万有引力だけでは計算が合わないものがあることに気付きます。そして提唱したのが、光の速さと時空の関係を示した特殊相対性理論、時空と重力の歪みを示した一般相対性理論です。超高速で動いているものは、時間がゆっくり進むということで、時間も空間も収縮する観点から、重力が空間を歪めるということです。
さっぱりわかりません。
予想として考えられるのは、過去にわたしが聞いた話ですが、宇宙船に乗って、超高速で星々を周遊旅行した後に地球に戻ってくると、宇宙船内と地球とでは時間の流れが違っていて、帰還した人々は、自分たちが生きた時代よりも未来に到着してしまうという話です。こういったことなのかな、と思います。
さて次は、フリードマンさんとルメールさん。二人は、宇宙は膨張していると考えました。ハップルさんが観測して、1923年銀河が無数にあることを知ります。銀河はわたしたちが居る天の川銀河だけではなかったのです。
そしてそれらの銀河が少しずつ遠ざかっていることから、宇宙は膨張していると分かりました。
ガモフさん、アルファさん、ハーマンさんの三人は、ビッグバンにより光が走った名残として、「光のこだま」を提唱しました。
皆さんも知っての通り、今見えている星の光は、「過去の光である」ということですね。地球から見えている星の中には、今はもう存在していないものもあるということです。1992年にCOBE衛星が観測したことにより、ようやくビッグバン説が成立しました。
いかがでしょうか。このように遥か昔から、学者が仮説を立てて、計算して観測して、裏付けを取って、という流れを学者から学者へとバトンをつないで、少しずつ解明されてきたのですね。しかもまだ、疑問や興味は尽きません。今も観測や研究をしているたくさんの学者のみなさんがいて、宇宙に興味を持った子供たちは、過去の学者たちからのバトンを受け継いで、未来の学者になっていくのかもしれませんね。 色んなことが分かっていくのは、とてもワクワクします。
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