隕石について

岩塩 日記

地球にはこれまで、色々な隕石が落ちてきているようです。

その中でも有名なものを、いくつか紹介している動画を見ましたので、今回は自分で調べたことも含めて、隕石について書いてみますね。

・キャニオン・ディアブロ隕石

アメリカのアリゾナ北部にある、フラッグスタッフから東に約60㎞に存在する、直径約1200m、深さ約200mの衝突クレーターで、バリンジャークレーターと呼ばれています。今から約4万年前に形成されました。

乾燥した砂漠地帯であるために、月のクレーターに似ているそうです。このクレーターを作った元の隕石は25mから30mの大きさで、重量は数十万トンということです。発見されている隕石の総重量は30トンです。主成分は鉄とニッケル合金の隕石です。日本を含む、各国の博物館でサンプルを見ることができるそうです。

この地方では、古くからそのクレーターの存在は知られていたらしいのですが、注目されるようになったのは19世紀末頃からで、多くの地質学者は、このクレーターが火山の火口であると、勘違いしていたそうです。しかし、その周辺に大量の鉄の隕石片がある事と、付近に火山性の物質が見当たらない事などから、巨大な隕石の落下によるものと、推測されるようになりました。特に1903年に、鉱山師のバリンジャーさんが、このクレーターの周りの土地を買い取り、熱心に調査を行って、隕石説を主張したことから、バリンジャー隕石孔(クレーター)と呼ばれるようになったそうです。

落下したディアブロ渓谷の名前にちなんで、キャニオン・ディアブロ隕石とも呼ばれています。

・アエンデ隕石

紀元後に落ちてきたもので、炭素質としては最大のものです。

1969年2月、大気中で爆発して数百個の破片となり、フエブリト デ アエンデという村の近くに、隕石雨となって落下したそうです。

発見された破片は1g~110kg。宇宙にあった時は、5t以上の大きさだったと推測されています。隕石自体は45億年以上前のものと思われます。これは発見されている物質の中で、太陽系最古の物質です。

45億年というと、地球と同じくらいの年齢ですよね。もしかして、地球の衛星だったのでしょうか。

 

・ホバ隕石

1920年にナミビアで発見されました。推定ですが、8万年前に落下してきました。

主成分は鉄とニッケル。地球に存在する天然の金属としては、最大のものです。質量は60トン。そして、規則的な形をしているので、宇宙船の破片ではないかと、ささやかれているそうです。

この隕石は不思議なことに、その周囲にクレーターが無いそうですので、やはり宇宙船が着陸した、ということでしょうか。でも、もしも宇宙船だったとしても、着陸後にどうして破片になってしまったのでしょうかね。

宇宙船以外の考え方としては、隕石の形状が他に例のない平たい面をもつ形状であったため、大気圏の上部で水切りのようにはねて、落下したと考えられているようです。

ホバ隕石は衝突クレーターを残さなかったので、その発見は偶然のものでした。地中に埋まった隕石は、ナミビア北部の都市、グルートフォンテイン近くの農園ホバ・ウエスト・ファームにおいて、牛を使って耕していた際に発見されたとのことです。

 

・メキシコ チクシュルーブクレーターの小惑星

これは6600万年前、恐竜絶滅の原因と考えられているものです。

クレーターの大きさは、直径150km、深さ20kmもあります。この小惑星の大きさは、研究者の方々の意見が割れているところで、推測として10kmとする人や、80kmとする人もいるそうです。最近では17km~21kmと示されています。

この小惑星は、北東から45~60°という角度で落下したため、大気中に膨大な量のチリやホコリが舞い上がってしまいました。

この角度がもう少し違っていたら、恐竜は、わたし達と共に生きていたかも知れませんよ。となると、わたし達は恐竜から逃げ延びる毎日になっているのでしょうか。そして、今のような生活は、出来ていないかも知れませんよね。家を建てても、壊されてしまいますよね。怖いですね。嫌ですね。

2010年にサイエンス誌に掲載された説では、衝突地点付近で発生した地震の規模は、マグニチュード11以上、生じた津波は高さ約300メートルと推定されています。

 

以上、4個の隕石について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。隕石は今でもどこかに落下してきているようですので、頭上にはいつも気を付けておかないといけないですね。きれいな流れ星ばかりではないのですものね。

そして地球は、この広い宇宙の一員で、わたしたちのたった一つの家です。大切にしていきたいものですね。

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