こんにちは。
あなたは、誰かから何かをしてもらった時、そのお返しをしたいと思いますか。その気持ちを難しい言葉で言うと「返報性の法則」というそうです。
例えば、友人や職場の人からお土産をもらった時、「自分も出かけたときは、お土産を買って来よう」と思いますよね。何かをしてもらった時に、お礼に何かを贈ろうと思ったりもします。
でもこの「返報性の法則」は、良い面にだけ働くものではないのです。
例えば、すごく不愛想な対応をされたとき。誰でも嫌な気持ちになると思うのですが、こういう時、つい同じように冷たい態度をとってしまいませんか。これも返報性の法則が働いています。
誰かに喜んでもらえたら、自分にも喜びが返って来ますし、誰かに失礼な態度を取れば、自分も誰かに失礼な態度を取られるのです。自分の行いが、周り回って返って来る、ということですね。
そういえば思い出したのですが、すごく不愛想な人が過去の職場に居て、その人に重いものを運んでもらったことがありました。わたしはいつも他の人にしているように「ありがとう」と笑ったのですが、その日以来、彼は「ありがとう」と言うようになったそうです。「そうです」というのは、その人はなぜか、わたしには「ありがとう」と言わなかったからです。嫌われているのでしょうか。まあ、いいのですが。(感謝は湧いてくるものも見てみてくださいね)
こんな不愛想な人が「ありがとう」と言うようになるのですから、「返報性の法則」を侮ってはいけません。
前回の、人が喜ぶことにもつながるのですが、誰かに喜んでもらえたら、自分にも喜びが戻ってきます。嫌がらせをしたら、嫌なことが返って来るのですから、誰かに尽くす気持ちを心がけたいですよね。
もちろん「自分の為になるから」という下心なく、誰かの喜びが、自分の喜びになると、人としての器が大きくなったと言えそうですよね。