こんにちは。よく「自分が思うことをノートに書き出してみましょう」と言われますが、書き出してから、どうすればいいの?と思うことはありませんか。
自分で読み返してみて、「これは!」と、何かに気付くことが出来るのでしたら、それはご自身に合っているのでしょうから、続けていいと思います。
ですが、わたしの場合、腹が立ってきたり、悲しくなってきたりして、感情に引きずられて、迷子になって終了してしまいます。自分の改善点や、パターンを見つけるどころではなくなってしまうのが現状なのです。
そこでちょっと考えてみました。
何かをやっていて行き詰まったときに、自分はいつもどうしているのかを考えてみるのです。立ち向かうのか、逃げ出すのか、文句を言うのか。
このように自分の行動パターンを分析してみるのです。感情を書き出すよりも、遥かに落ち着いて考えられます。
分析してみて、「こういう時の自分は、いつも立ち向かっていて、疲れ果ててしまうなあ」と思うのなら、思い切って休んでみるのです。
「ここが踏ん張りどころというときに、自分はいつも逃げ出してしまうなあ」と思うのなら、いつもよりも少しだけ踏ん張ってみるのです。
これまでのパターンと、少しだけ違うことをすることで、そのパターンから抜け出せるのではないかと思うのです。これまでのパターンを抜け出すことで、今まで見ることのなかった光景(未来)につながっていくかも知れないですよね。
漢方薬の話を聞いたのですが、漢方薬というのは、実は個人差が出るものなのだそうです。同じ症状でも、人によってよく効いたり、効かなかったりするのだとか。
この症状にはこれ系というくくりの中で、二週間くらいずつ試して、これがその人に合うとか合わないとか、根気よく探していくのだそうです。
このような、漢方薬で症状を改善するための試行錯誤は、これまでの自分の行動パターンから抜け出すための試行錯誤にも似ている気がしませんか。
自分に合った漢方薬を選ぶのと同じように、これまでの行動パターン(症状)を分析して、いつもとは違う行動(漢方薬)を選び、そのパターンから抜け出すのです。
こういった、自分の望む未来を手に入れていくための試行錯誤は、とても大切で、でも実は「ほんの少しの、いつもとは違った行動を選ぶだけ」なのではないかと思います。